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星の眠る丘

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2人用(男性2) / 1351字 / 落ちてきた星を探す青春の1ページ(やや短い)

↓この台本には別パターンがあります↓

登場人物

A:男性。藤村。クールに見えて実はツッコミ気質。
B:男性。やたらロマンにこだわる。発言がいちいちバカっぽい。

本文

A01「流れ星が落ちてきた。流れ星がこの街に落ちてきた。それはもう、美しい光景だった。昨夜午前1時38分。7色の軌跡が空の天辺からまっすぐに落ちてきた。地上に降り立ってぱっと輝いた。ほんの一瞬の、花火よりも儚い瞬きだった」

B01「藤村」

A02「……うん?」

B02「楽しいな!」

A03「どこがだよ! 楽しくねーよ! かれこれ何時間穴掘ってるんだよ俺たち!」

B03「楽しいな!」

A04「聞けよ!」

B04「藤村、この下には何が埋まってるんだろうな」

A05「何って……、流れ星のかけらだろうが! お前が言ったんだろ、昨日流れ星がここに落ちたって。一緒に探そうぜって」

B05「つまり、藤村は流れ星のかけらが埋まっていると、そう考えているわけか」

A06「は……?おい、まさか」

B06「違う違う。大丈夫、ちゃんと見た。流れ星が落ちるのをこの目でしっかり見た。嘘じゃない。俺を信じろ」

A07「……ったく。流れ星が埋まってるんじゃなきゃ、何が埋まってるってんだ」

B07「そうだな……ロマン、かな?」

A08「お前……。さっきから訳わからんこと言ってると思ったら、それを言うためのフリか! しょうもないネタ仕込んでるんじゃねえよ!」

B08「どうどうどう。危ない、熱くなるな、俺たちは今人を殺せる凶器を持っているんだぞ。知ってるか? 戦争で最も多くの敵を殺した武器は」

A09「シャベルだろ、知ってるわそのくらい! ……ったく、殴られたくなかったら黙って手を動かす」

B09「へーい」

(※シャベルが何か固いものにぶつかり、カツンと音を立てる)

B10「……と、あれ? 何かある。藤村、手伝ってくれ」

(※時間が飛んで、掘り出した後。掘り出されたのは、人間の頭ほどの大きさの金属質の玉。表面は焼け焦げたように朽ちている)

B11「さて、何だろうな、これ。見た目はボロボロ、でかくて重くて、……お、表面に小さい穴が3つ」

A10「それって……」

B12「なるほど、これが流れ星のかけらか!」

A11「いやいやいや! どう考えてもこれ、ただのボロっちいボウリングの玉だろ!」

B13「いいや、これは間違いなく本物の流れ星だね」

A12「根拠は?」

B14「その方がロマンがあるからだ!」

A13「おい!」

B15「だいたい、これがボウリングの玉だなんて納得できるか。そんなの全然面白くない。ロマンがねえよ。いい年した男が2人、流れ星のかけらだなんてロマンチックなものを求めて丸1日穴掘りしてるんだぜ?神様だかお星様だか知らないが、少しは空気を読めってんだ」

A14「どんな理屈だよ」

B16「じゃあ、お前はどう思うよ」

A15「俺か? うーん……そうだな、俺もこれが本物の流れ星ってことにしてやってもいいかな」

B17「ほほう。その理由は?」

A16「別に、なんとなくだ」

B18「んじゃ、2人の意見も一致したところで、そろそろ帰るか。ところでこの玉はどうする?」

A17「適当に埋めなおしとけ。持って帰るのも面倒だろ」

B19「なるほど。そりゃロマンチック」

A18「……はあ。しかしよく考えると、このでかい穴をまた埋めなおさなきゃならんのか。面倒くさい」

B20「いいじゃん、楽しいじゃないか!」

A19「なあ、もしかしてお前、さっきからそれ、本気で言ってる?」

B21「え?」

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