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チョコミント&ソイ(ペースト)シェイク

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3人用(男性2;女性1) / 1308字 / 気だるいカップルVSウザめな友人

↓この台本には別エピソードがあります↓

登場人物

A:男性(ネタバレ)。Bの友人。前半はBの彼女のモノマネをしているってことで。
B:男性。彼女以外には意外にドSっぽい。
C:女性。前作のA。いなきゃいなくても演出でどうにかなるはずなのでお願いします。

本文

A01「ねー、冷蔵庫からアイス持ってきてー」

B01「へいへい」

A02「早くー」

(※SE:キッチンからガチャガチャと不審な音が聞こえる)

A03「あれ? ねー、どこ探してるのー? アイスは冷凍庫だよー」

(※SE:キッチンからグイイイイーンとミキサーを回す音が聞こえる)

A04「な、何事……?」

B02「お待たせ」

(※SE:コトン、とグラスが1つテーブルに置かれる音)

A05「あ、うん……。ありがとう」

B03「溶けないうちに飲みな。飲み干しな。ていうか飲め。可及的速やかに飲め」

A06「そ、そうね。……ところで、これ、何?」

B04「今日は暑いからな。いつものアイスにひと手間加えてソイシェイクにしてみた。カロリー控えめ、必須アミノ酸もバランスよく含んで美容と健康にもいいぞ。飲め」

A07「そ、そっか。ありがとうー! ……ところで、何でこんな濁った茶色してるの?」

B05「あ、ごめん。やっぱりチョコミントアイスでシェイクは無茶だったかな。どうしても見た目が悪くなってしまって。それと、素材の色かな。飲め」

A08「そ、素材? ……ていうか、シェイクにあるまじき固さっていうか、それに匂いも」

B06「飲め。いや、俺が飲ませてやる。ほれ、イッキ! イッキ!」

A09「お前これ絶対変なもの入れただろ! ていうか味噌入れただろ! それもダシ入り味噌! チョコとミントでも隠しきれないカツオの匂いが漂ってきてるぞコラ!」

B07「よくわかったな。イッキ! イッキ!」

A10「飲むか!」

B08「……つーか、お前何しに来たんだよ」

A11「何って、お前をからかいに」

B09「死なす。ボコす。飲ます」

A12「いいじゃねーか、少しくらい! あんな可愛い娘捕まえてズリーよ、お前だけ。ちょっとくらい八つ当たりさせろ」

B10「俺、今日デートだったんだけど」

A13「うん、知ってた」

B11「シメるか」

A14「ちょ、待ーてーよー。向こうもそろそろバレてるだろうし、午後からはデートでも何でも許してやるから、な?」

(※SE:携帯電話の着信音)

A15「お、噂をすれば。ほら、カノジョからの電話だぜ。熱いね、ヒューヒュー」

B12「人のケータイ勝手に覗くな! ったく……もしもし。……え? 今から? あー……へいへい、わかりました。待ってるから」

A16「ほほう。察するにこれから自宅デートですか。いやー、うらやましい! 俺もちょっとご相伴にあずかっちゃおうかねえー。いやっ、お2人の邪魔は決して致しませんぜ?ただ、ちょっとそこの押し入れの中から2人のご様子を観察させていただくだけで結構ですので。へっへっへ。……あ、ティッシュ借りるな。それじゃ、ごゆっくりー」

(※SE:Aが押入れを開ける音)

C01「やほー」

(※SE:ピシャッと押入れを閉める音)

A17「……何故いる」

B13「常識で考えて、あいつがお前らなんかに騙されるタマだと思うか?」

(※SE:ガラッと押入れが勢いよく開く音)

A18「ひっ!」

B14「さて、まずはどうしようかね。縛って、飲まして、それから……おっと、逃げられると思うなよ? 2対1、お前に勝ち目なんかないぞ。あきらめてこいつのオモチャにされるがいい」

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