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究極奥義対戦

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2人用(男性2) / 1269字 / 黒歴史ノートを掘り起こしてきて書いたやつ

登場人物

A:男性。奇跡を起こす力、コンシーヴィング・ソーサリーの使い手。
B:男性。古代文明の大いなる遺産、ハイ・エンシャント・ワードの使い手。

本文

A01「我求めるは風……欲するは翼……。其は空を切り裂く白銀(しろがね)の翼。有を絶ち、無を絶ち、命を絶ち、さあ! 今こそ染めよその翼! そして訪れる朱き嵐境! 風翼(ふうよく)の絶技(ぜつぎ)、ブラッディスワロー!! ――人は朱に、朱は黒に、黒は塵に……」

B01「……何それ?」

A02「いやー懐かしいもの見つけちゃってさ、これなんだけど」

B02「ノート? ずいぶんボロっちいな。……なになに? ルーン・ホロウ・ガーデン公式魔術全769種および外法完全解説書?」

A03「うひゃ、恥っずかしいぃ。返せよ、俺のほろ苦い思い出」

B03「つまりはいわゆる黒歴史ノートだな? んなもん人に見せるなよ、こっちが恥ずかしい」

A04「マナって知ってるだろ? それが大気中に無尽蔵に存在するんだけど、それを人間の想像力だけで並び替える技があるんだよ。それが奇跡を起こす力、コンシーヴィング・ソーサリー! 中でも特に効率がよくて優秀なのを集めたのが公式魔術。……公式魔術、それは正に先人たちの英知の結晶!」

B04「それがさっきのうんたらかんたらってやつ?」

A05「ノンノンノン! 違う違う違う違う。ブラッディスワローは、朝火(あさひ)=アウトガーデン、あ、朝火っていうのは、主人公の名前な。その朝火が編み出した、オリジナル・コンシーヴィング・ソーサリーが、ブラッディスワロー。こいつは公式魔術とは全然違う、ガチでチート級に強くて、でもその代償にハンパなくマナを喰っちゃう、当然それは洒落にならないから、いわゆる外法扱いでな、こう、見た目から説明すると、音速を超えたつむじ風をつくってな、どんな最強の敵でも細切れ、もうあっという間、だって風だし、で、風だから敵の血を巻き込んでな、そのまま飛び回るとな、その姿はまるで赤いツバメ! ……どうよこれ、超カッコよくねえ?」

B05「あーうん、そんな専門用語てんこ盛りの説明じゃさっぱりわからねーよ」

A06「修行が足りないねえ。……あ、これもすげえよ。あらゆる金属を溶かす公式魔術。いい? 我求めるは炎……欲するは変化……」

B06「そういえば俺も昔そういうのつくったっけな。……ラ、ヴァニティ、シュルダ、ツグェーク。ア、ダ、ウォルキス、エーレイドクライブ、ファルエイド、エニキス。エンデ、ズィーリア、ネレシス。エンデ、ズィーリア、ネレシス。フォルク、ネイラ……ドラゴニック・カタストロフィ!!」

A07「……何それ?」

B07「恥ずかしいけど意外とテンション上がるな、これ。俺が昔考えた最強の封印魔法、ドラゴニック・カタストロフィ」

A08「もしかして、オリジナル言語?」

B08「おう。古代文明の大いなる遺産、失われしハイ・エンシャント・ワード」

A09「うわぁ」

B09「ちょ、なんだよ」

A10「暗記してんの?」

B10「・・・そうだよ」

A11「しかもなんで最後だけ英語?つか、英語なの?」

B11「技名までハイ・エンシャント・ワードだとわけわかんないだろ?それにカッコイイし」

A12「うわぁ」

B12「なんでだよ!」

A13「うわぁ」

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