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うさぎ

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5人用(不問5) / 883字 / 雑にカワイイやつ

登場人物

A:謎の歌のひと。CかDかEあたりが兼任するといいと思うよ。
B:ナレーション。一人だけ世界観が違う気がする。
C:うさぎどん。厨二病うさぎかもしれない。
D:うさぎさん。毒舌うさぎかもしれない。
E:うさぎガー。旅のうさぎかもしれない。特に名前に意味はない。

本文

A01「春だぴょーん! ぴょん、ぴょん♪ うさぎがぴょん♪ また来てぴょんぴょん♪ 3羽そろえば……」

B01「それが、第3次世界大戦の幕開けであった……。それから1度目の冬が訪れ、2度目の冬が訪れ、3度目の冬が訪れ、そしてまた春がやってきた」

(※見渡す限りの草原)

C01「ねえねえ、うさぎさんうさぎさん」

D01「どうしたぴょん? うさぎどん」

C02「やがては死に至る存在である僕らにとって、この世界で生きることは幸福たり得るのだろうかぴょん」

D02「おめー頭おかしいんじゃないかぴょん」

C03「そっか。……ははは、そうだよねぴょん。おかしいよねぴょん。もしかしたら僕は、こんなどうしようもないことに思い当たる時点で、とっくにこの世界の爪はじき者に違いないよねぴょん」

E01「うさぎさん、うさぎどん」

D03「おや、久しいぴょんねうさぎガー。どうしたぴょん?」

C04「すまないねぴょん。あいにく僕は今忙しいんだぴょん。そう、人生という名の底なし沼で必死にもがいているんだぴょん」

E02「実は、この先にとってもおいしい若草を見つけたんだぴょん」

D04「それはどのくらいおいしいんだぴょん?」

E03「スコヴィル値で表すと、だいたい100万スコヴィルくらいだぴょん」

D05「それはおいしそうだぴょん。うさぎどん、行くぴょん」

C05「放っておいてくれぴょん。僕は……」

D06「行くぴょん、行くぴょん。レッツゴーだぴょん」

C06「……ぴょん」

E04「先に行っててくれぴょん。うさぎガーもあとから追いつくぴょん」

(※到着。見渡す限りの草原である)

C&D1『ぴょん、ぴょん、ぴょん』

D07「着いたぴょん! 何の目印もないけど、きっとここぴょん」

C07「3回もジャンプしたぴょん。長旅だったぴょん」

D08「さて……どうするんだったっけぴょん?」

C08「忘れたぴょん。とりあえずお腹が空いたぴょん」

D09「とりあえず草を食べるぴょん」

(※CとD、フゴフゴと草を食む)

E05「やあ、やっと追いついたぴょん」

C09「あ、うさぎガー。久しぶりに会ったぴょん」

E06「言われてみるとそうだぴょん」

D10「とりあえずいっしょに食べるぴょん」

E07「ここいらの草はおいしいぴょん?」

D11「うーん、普通だぴょん」

E08「普通が一番だぴょん。ところでうさぎどん」

C10「なんだぴょん?」

E09「うーん……忘れたぴょん」

C11「そうかぴょん」

B02「……彼らは、今日も生きている」

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