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ある男とメリーさんと、それからヘンタイバカ

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3人用(男性2;女性1) / 1354字 / メリーさん改編ネタの改編の改編

登場人物

A:男性。ノリがいいように見えて、案外すぐ冷めちゃう人。
B:女性。メリーさん。メリーさん可愛い!
C:男性。筋肉フェチ。友情フェチ。汗の匂いフェチ。

本文

(※SE:携帯電話の着信音)

A01「もしもし」

B01『あたしメリーさん。今ゴミ捨て場にいるの』

A02「なっ……」

(※SE:『ツー、ツー、ツー』という通話の切断音。間を置かず2度目の着信音)

B02『あたしメリーさん。今マンションの入口にいるの』

(※SE:通話の切断音。携帯電話の着信音)

B03『あたしメリーさん。今2階の階段前にいるの』

(※SE:通話の切断音。携帯電話の着信音)

B04『あたしメリーさん。今あなたの部屋の前にいるの』

(※SE:『ピンポーン』という玄関の呼び鈴。Aは無視しようとするがさらに数回鳴らされる。覚悟を決めて『ガチャッ』とドアを開ける)

A03「なんだ、誰もいないじゃないか……」

(※SE:携帯電話の着信音)

B05『あたしメリーさん。今あなたの後ろに』

C01「ふはははは! 残念だったなァ!!」

A04「俺とこいつの男同士! 肌を寄せ合い背中をくっつき合わせていれば、メリーさんの忍び寄る隙など無し!!」

B06「なっ……何よそれ!あなたいったい何者!?」

C02「俺か?俺はこいつの親友。心の友と書いて、友達だ!!」

A05「ああ、友達だ。間違いなく友達だ。それ以上でもそれ以下でもない」

B07「ちょ、ちょっと離れなさいよ! そこは私の場所よ。てゆーか、どうして上半身裸なわけ? このヘンタイ!」

C03「それはもちろん、俺のこの筋肉をみんなに見てもらうためさ! ぬっははははは!」

B08「いいからどきなさいよ、ヘンタイ!」

(※以下、CのセリフにかぶせてAのツッコミが挿入される)

C04「バカめ!俺と親友のA06「友達な」)仲を引き裂こうだのと、貴様には百億万年早いわ。俺と親友のA07「友達」)間には何者にも侵せぬ絆がある。それが、漢と漢の間柄というものよ!! A08「気持ち悪いこと抜かすなバカ野郎」)……何だ、親友、エラくノリが悪いじゃないか」

A09「協力してくれるのはありがたいが、正直、俺はお前の同類だと思われたくない」

B09「……な、何よ、ふざけちゃって! メリーさんを甘く見ないで。私が本気を出せば、こんな隙間くらい簡単に」

(※SE:『ふにょん』って感じの柔らかいイメージのSE)

A10「あっ、柔らかい」

B10「ひっ」

(※SE:『ふにょん』)

C05「はっは。鍛え方が足りないな」

B11「ひゃああっ。……な、なにさ、このヘンタイども!」

C06「ふはははは!だから言っただろう、これが、漢と漢のヌワァ」

(※SE:『ゲシッ』とAがCを蹴り倒す音)

A11「気持ち悪いこと言うなっつーの」

B12「……はっ。今だ、今が背中に回り込むチャンス!」

A12「なあ、お前さ」

B13「何、今さら命乞い?もう遅いわ、私は絶対に」

A13「メロン、好きか?今冷蔵庫に冷やしてあるんだけど。何なら生ハムメロンもできるぞ」

B14「……網目模様の?」

A14「網目模様の。桐の箱に入ったやつ」

B15「……食べる」

A15「オーケー。そこに座ってな。あと窓開けといてくれ、汗臭くてかなわん」

(※気絶中のCがうわごとを呟く)

C07「ふ、ははははは。汗は漢の香水よ。漢のスメルに包まれた花園。おお、芳しきは俺とお前とお前と俺。愛と友情の千年王国、ここに、あり」

(※SE:『ゲシッ』とBがCを蹴り飛ばす音)

A&B『寝てろ』

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